安全対策で育児を楽に!発達に合わせて3ステップで解説②寝返り~編

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前回の安全対策出産前編に続き、第二弾は「寝返りをするようになったら始める安全対策」をご紹介します。

寝返りをするようになったら、これから移動範囲がどんどん広がり
ますます目が離せなくなりますね。

万全な安全対策は、物理的にも精神的にも育児の負担を軽くしてくれます

ちー

逆に言うと、安全対策に不安があると
育児負担が倍増します。

ということで今回は

  1. 家具からの転落防止
  2. 危険個所への侵入防止
  3. 感電防止

の3点を軸に対策方法と事故事例をご紹介します。

目次

家具からの転落防止

室内での転落事故の大半は、ベッドまたはソファからの落下です。

ベッドからの転落

事故事例

下の図は0~6歳のベッドからの転落事故報告件数です。

出典:消費者庁『0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください! -頭蓋骨骨折、窒息などの事故が起きており、危険です-』

大人用ベッドからの転落が圧倒的に多いのが分かります。

数十センチの高さでも、打ちどころによっては命にかかわります。

転落事故による受傷例
  • 頭部や顔の打撲・擦り傷
  • 頭蓋骨骨折・頭蓋内損傷
  • ベッドと壁の間に挟まって窒息

入院治療が必要となるケースもあるため、対策は必須です。

ベッドからの転落事故対策

ベッドからの転落事故対策として

  1. 寝かせるときはベビーベッドを使用し、常に柵を上げる
  2. 大人用ベッドに寝かせるときは目を離さない
  3. ベッドは使わず、布団にする

が挙げられます。

下図のような幼児用ベッドガードは転落対策にもってこいのように見えますが、
挟まって窒息するリスクがあります。

ベッドガードは18カ月未満の子どもに対しては絶対使用しないでください

出典:消費者庁『0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください! -頭蓋骨骨折、窒息などの事故が起きており、危険です-』

体験談:実際にベッドからの転落事故を経験しました

我が家でも大人用ベッドから息子が転落する事故がありました。
まさに寝返りをうつようになった5~6か月の頃です。

「少しなら大丈夫だろう」と、大人用ベッドに息子を置いたまま、両親ともに隣の部屋に移動しました。

そして1分ほど経ったころ、「ドン!」と窓に大きなものがぶつかる音が。

急いで見に行くと、ドアと窓ガラスの間に落ちている息子を発見。

幸い背中から落ちたようで大事には至りませんでしたが、
”もし頭から落ちていたら” ”もし窓ガラスが割れていたら” と考えるとぞっとします。

ベッドの危険性を痛感したので、それを機に大人用ベッドを処分しました

ちー

今はベッド用マットレスを床に直接置くスタイルにしています
(通気性が悪いのでおすすめはしません)。

ソファからの転落

ベッドと並んで多いのが、ソファからの転落事故です。

ソファは体が沈んだり、手前に向かって傾斜があったりして
想像以上に転落しやすいつくりになっています。

ソファからの転落対策は、すでに持っている場合とこれから購入する場合に分けてご紹介します。

すでにソファがある場合の事故対策

すでにソファがある場合は、下記2点に注意してみてください。

  • 背もたれを壁につける …一番高い背もたれの部分から落下するのを防ぐ
  • 床に緩衝マットを敷く …万が一落ちてしまった時の衝撃緩和

緩衝マットは、ジョイントマットがおすすめです。
部屋の広さに合わせられ、分厚くクッション性が高い製品も多くあります。

ちー

階下への音を気にする場合は、厚さ2㎝以上のものがおすすめです。
1㎝のものと比べて衝撃の伝わり方が大きく違います。

これからソファを購入する場合の事故対策

これからソファを買う場合は

  • 座面が低いフロアソファ
  • ひじ掛けがないもの

がおすすめです。

フロアソファであれば、座面の高さは20㎝前後のものが多いので
落下した時のダメージは普通のソファに比べてとても小さくなります。

また、ひじ掛け部分から転落する事故も多いため
もともとひじ掛けがついていないソファであれば、怪我のリスクを減らせます。

危険個所への侵入防止

寝返りに加え、ハイハイもできるようになると
どんどん行動範囲が広がっていきます。

普段のテリトリーからいつの間にか移動して
キッチンや階段などの危険な場所へ行ってしまうことも多々。

子どもの成長は早いので、先手で対策しておけば見守りも楽ちんです。

キッチン・階段への侵入防止

キッチンや階段など、扉や仕切りが無い場所への侵入防止には
ベビーゲートが活躍します。

数あるベビーゲートの中でも、置くだけタイプのベビーゲートがおすすめです。

突っ張り式のゲートもありますが、突っ張り式だと設置の際に壁に跡が残ってしまったり、調整が大変です。

置くだけタイプは、名前の通り置くだけなので設置が簡単。
置く場所も簡単に変えられます。

ただ、置くだけタイプは設置に足場が必要となるため
階段上に置くことができません。

階段上にゲートを設置する場合は、転落防止のため
階段上に開かない片開タイプ&ネジ固定式の強力なゲートをお使いくださいね。

トイレ・浴室への侵入防止

好奇心旺盛な赤ちゃんは、未知の場所に行きたがります。

トイレや浴室も例外ではありません。

ハイハイの時期ならドアが閉まっていれば入る可能性は少ないですが、
つかまり立ちするようになればドアノブに手が届くようになります。

まとめて先に対策しておいちゃいましょう。

  • ドアノブタイプ ⇒ ドアストッパー
  • スライドタイプ ⇒ ベルト式のチャイルドロック

が適しています。

ベランダへの侵入防止(窓対策)

忘れてはいけないのが、窓対策です。
痛ましい事故が後を絶ちません。

腰くらいの高さの窓であっても、近くの家具を登って
赤ちゃんが窓に届いてしまうこともあります。

窓ロックは貼り付けるだけなので、対策も簡単です。

複数個セットで売っていることが多いので、赤ちゃんが手の届く可能性がある窓すべてに
片っ端からつけていきましょう。

感電防止

コンセント穴のいたずら防止

ちー

知り合いで
「子どものころコンセント穴にヘアピンを差して数メートル吹っ飛んだ」
という人がいました(幸運なことに無事だったそうです)。

そのエピソードを聞いて、コンセント穴の恐ろしさを改めて知りました。

よくコンセント穴に差し込むタイプのカバーを見かけますが、正直おすすめしません。

息子はすぐに外してしまいました。
差し込むタイプは飲み込んでしまいそうなサイズ感なので、逆に危ないと感じます。

そのため我が家では、使っていないコンセント穴は厳重にガムテープで覆っています。

ちー

ガムテープも気になるようで、よく剥がそうとしていますが…

コードを差ししているコンセントには、全体を覆うタイプを使用しています。

しかし息子の力が強いのか、カバーも力づくで外してしまうので
”カバーをした上から布団で隠す”スタイルで対応しています。

まとめ

今回は育児中の安全対策第二弾、寝返り~編をご紹介しました。

ポイントは

  1. 家具からの転落防止 …ベッド・ソファからの転落が多数
  2. 危険個所への侵入防止 …キッチンや階段、トイレや浴室、ベランダへの侵入対策
  3. 感電防止 …コンセント穴のいたずら防止

の3点でした。

次回はいよいよクライマックス、第三弾のつかまり立ち~編をお送りします。

お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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この記事を書いた人

神奈川県横浜市在住、1歳の男児を育てる時短勤務中の30代ワーママ。
バリキャリではないけれど、働く以上はコツコツと経験を積み上げたい。そんなスタンスで営業職として働いています。

「自分ファーストが家族の笑顔につながる」をモットーに
私と家族にとっての”ちょうどいい”生活を探求中。
ワーママ生活や子育てを中心に書いていきます。

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