私は産後に関節リウマチを発症しました。
発症時はなぜ体の節々がこんなにも痛むのかわからず
毎日ロキソニンを飲んで、痛みを堪えながら初めての育児に奮闘していました。
当時は辛くて辛くて、朝が来るたびに絶望していました。
自分の身の回りのこともままならない中、何とか日々を過ごせたのは
産後で里帰りしていたことと、これからご紹介するグッズのおかげです。
リウマチに限らず、産後の節々の痛みを抱えている方にも
参考になるかと思います。
- 関節痛が酷くて日常生活がつらい
- 身体をできるだけ動かさずに済む便利グッズを知りたい
前提:当時の状態
最初に、当時の身体の状態を記載します。
産後直後は腰が痛む程度でしたが、産後2~3週間したあたりから
下記の部位の痛みがだんだん酷くなってきました。
- 肩(と腕が繋がっている関節)
- 手首
- 首
- 背中(肩甲骨)
- 手の指
- 喉(右・左側交互に)
- 顎関節(耳の下のところ・右側のみ)
寝起きの際の痛みが一番ひどく、体を少し動かすだけでもつらいので
起き上がるのに30分かかるような有様でした。
手首サポーター
中でも一番酷かったのが手首の痛みです。
抱っこはもちろん、起き上がるために布団に手をつくのも、
着替えをするのも食事をするのも、全部手首を動かします。
最初は腱鞘炎だと思っていたので、ドラッグストアで売っているサポーターを購入しました。
ゴムのように伸縮性がある生地で、グローブのように手首に嵌めて使用します。
簡単なつくりですが、これだけでも痛みが1/4程度に軽減されました。
ただ1つ欠点があり
”着用するときに力が必要となり、つける手首も反対側の手首も痛む”
というデメリットがありました。
なので、こちらのタイプは痛みの程度が軽い方にオススメです。
メリット | デメリット |
---|---|
・薄くて付けやすい ・ドラッグストアでも買える ・サイズが豊富(S、M、L) ・カラーバリエーションが豊富 | ・サポート力は弱め ・着脱時に力が要る |
着脱時の痛みを解決するために、マジックテープ式のものも購入しました。
このサポーターはしっかりした厚みのある生地で、親指に穴を通した後
手首のところをマジックテープで留める形式です。
着用のときに力を入れる必要が無く、付けやすくて重宝しました。
ただし生地が厚くあまり吸水性もないので、中が蒸れます。
暑い時期の屋外での使用はおすすめしません。
とはいえしっかりしている分、サポート力は抜群です。
メリット | デメリット |
---|---|
・厚みのあるしっかりした生地 ・サポート力が強い ・着脱するときに力を入れる必要が無い ・サイズ調整を柔軟にできる(フリーサイズ) | ・蒸れる ・毛玉ができる ・マジックテープが弱くなることがある |
シャンプーブラシ
髪を洗うときに指を立てて動かす動作も辛かったので、洗髪用ブラシを使用しました。
本来は毛穴までしっかり洗いたい人用の商品ですが
ブラシ部分が指の代わりをしてくれるので、手指に痛みがある人におすすめです。
頭皮の毛穴までしっかり洗えている感覚で、さっぱりします。
治療を始めて痛みが無くなってからも愛用中です。
電動歯ブラシ
洗髪ブラシと同じ理由で、電動歯ブラシも重宝しました。
歯磨きはあまり関節を動かさないように思えますが
実は手首やひじなどが細かく沢山動かすので、リウマチを発症した体には堪えます。
電動歯ブラシは太さもあるので握りやすく、細かく動かす必要が無いので
本当に楽になりました。
私は電池式のものを買いましたが、1カ月程度で電池が切れてしまい
後悔しています。バッテリー式のものがおすすめです。
マジックハンド
これは産前に、産後用として準備していたものです。
おふざけ半分で100均で購入していたのですが、想定外に活躍してくれました。
当時はとにかく体が痛くて動きを最小限にしたかったので、
電灯の紐を引っ張ったり、少し遠くのリモコンを取ったりと、ちょっとした距離のものを動かすのに
重宝しました。
私が購入した100均のマジックハンドはおもちゃのため先端部がプラスチックで
ものを掴み損ねたりすることも多かったので
実用的な目的であれば、先端にゴムのついたものが良さそうです。
ASICS Walking シューズ
私は足の裏の骨(歩いた時に地面にあたるところ)にも痛みを感じていたので
何か良い靴は無いかと、下記条件で探し回りました。
- 脱ぎ履きしやすいローファー型
- 高いクッション性
- 締め付けない
- ウォーキングシューズらしくないデザイン
そこで出会ったのが、アシックスが手掛けるウォーキング用のシューズのブランド「ASICS Walikng」です。
言わずと知れた、国産シューズメーカーASICS。
日本人の足の構造にフィットした作りに定評があり、スポーツシューズやベビーシューズも有名ですよね。
私も以前から知ってはいましたが、良いものは値段も張り
購入したことはありませんでした。
けれど痛みの酷さに背に腹は代えられず、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったのが
”ペダラ”というシリーズです。
クッション性も高く、それまで履いていたバレエシューズに比べて痛みが各段に楽になりました。
見た目も普通のローファーで、オバチャン臭くならないのも嬉しいポイントです。
購入以前は少しの外出すら苦痛でしたが、ペダラのお陰で
何の気兼ねもなく外出できるようになりました。
「靴には投資すべし」と言われますが、心から同意です。
番外:ベッド
ベッドはグッズではありませんが、心から「あって本当に良かった」と思ったもののひとつです。
痛みが一番酷かった時、朝布団から起き上がるまで30分かかったと書きましたが
ベッドが無ければもっと時間がかかっていたはずです。
床に近いところで寝ているのと、ベッドのように少し高くなっている場所で寝るのとでは
起き上がるときの負担が大きく違います。
ベッドから起き上がるために必要なエネルギーを”4”とすると、
床に敷いた布団から起き上がるためのエネルギーは”10”必要です。
普段元気な時には気にも留めないことですが、いざ病気になったときに
「ベッド」は最強の味方です。
そんな最強の味方も、子どもの転落防止のために手放しました。。
その時々で何が優先か考えて検討が必要ですね。
まとめ
今回は関節痛があるときに便利なグッズ5選をご紹介しました。
- 手首のサポーター
- シャンプーブラシ
- 電動歯ブラシ
- マジックハンド
- ASICS Walking シューズ
の5つです。
リウマチに限らず関節に痛みがある方、治療を始めたけれど効果がまだ表れない方など、
ぜひ活用してみてください。
同じように困っている方へ、少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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